アメブロが検索に強いか弱いかの議論は以前から色々とされていますが、僕が見た範囲で現状の意見を大きく2つに分類すると、
「アメブロは検索に弱い」
「アメブロは検索に弱いとは言い切れない」
の2つになるかな?と感じています。
例えば、
「アメブロは検索に強いのでWordPressではなくアメブロを選ぶべき」
というような意見は、少なくとも僕は一つも見つけられませんでした。
基本的に「弱いとは言い切れない」派の方々の仰ることは、WordPressなどでは自然にできることを「アメブロでもこうやればできるよ」という、アメブロの駄目なところを何とか誤魔化してマシなものにしようという涙ぐましい努力です。
実際、これまでに僕もそういうことをたくさんして来ました。
唯一「ドメインパワー」で推す声は散見しますが、昔はそうだったという実感があるものの、今となってはそれも怪しいものです。
そもそも、アメブロはSEOという面で見て不利なことが多すぎるんです。
Googleが「こうやってください」ということでもできないことが多いですし、むしろ「こうしないで下さい」と言っている状態を回避できないことすらあります。
具体的に書くと非常に長くなるので、キーワードだけ書いておくと、
- タイトル
- ディスクリプション
- noindex
- robots.txt
- パンくずリスト
- 構造化データ
- XMLサイトマップ
などなど、ほかにも数え上げればキリがないくらい出てきます。
こういう事をいうと、
「今はコンテンツSEOが主流だから記事の内容で勝負なんだよ!」
と仰る方もおられますが、その内容の記事は、アメブロでなくても、WordPressでも書けます。
と言うか、むしろ、その点でもアメブロのほうが不利です。
そもそもアメブロは、アプリ、スマホ版ブラウザ、PCブラウザの3つ(iPadは未チェックなので、もしかするとiPadのアプリとブラウザで5つ?)の画面があって、それぞれ仕様が異なるため、見やすく読みやすい記事を安全に書くのが非常に難しいです。
不安なく使えるのは、見出しと、段落と、多少の文字装飾くらいでしょうか。
画像やYouTube動画ですら、貼り付け方によっては表示が狂う始末です。
(僕も出してますが)HTMLタグにバカみたいに大量のスタイルを設定した囲み枠やリンクカードなどを使って頑張れば、それなりに見やすくすることは確かにできますが、その程度です。
例えばWordPressで、表や段組み、タブ、アコーディオン、分かりやすいインデックスなどを使って綺麗に整えられた読みやすい記事をご覧になったことはあると思いますが、アメブロではほぼ不可能です。
なので、もうどの方向から見ても、「アメブロはSEO的に見て弱くない」とか言っている時点で、正直どうかしていると思います。
もちろん、まずは「アメブロありき」で、その上で「SEOもできることだけはやる」というスタンスならわかります。
でも、SEOを重視したうえでアメブロを選ぶなどあり得ないでしょう。
どういうことかと言うと、
「SEOを重視するなら今すぐアメブロを捨ててでもWordPressへ行くべき」
ということです。
前々から、
「やっぱりWordPressがいいのかなぁ?」
と思っている人も多いと思いますが、その通りです!
特に、SEOを意識した記事の書き方をしている人、しようと思っている人、したい人は、できるだけ早いほうがダメージが少ないでしょう。
ただし、AmebaアプリやAmebaホーム、フォローからの訪問をメインに考えるSNS的な使い方は、WordPressには向いていません。
そういう訪問者に向けた記事の書き方では、WordPressには誰も見に来てくれませんので、そこはお間違え無きよう。
まあ、ほとんどの方にとっては、SNSもX(旧Twitter)やInstagramの方が良いだろうとは思っていますが、アメブロ内にお客様がおられる人にとっては、それらよりも良い環境だと思います。