Flickrの写真は、原則「クレジット表記必須」のCreative Commonsというライセンスで公開されていますが、中にはクレジット表記不要のパブリックドメインというライセンスで公開されている写真もたくさんあります。
ここでは、そのようなパブリックドメインの写真をFlickrから検索する方法をご紹介します。
まず、Flickrで使われるライセンスの中にはパブリックドメインに該当するものが2つありますので見ておきます。
1.CC0 1.0 Universal (CC0 1.0) Public Domain Dedication
(CC0 1.0 全世界 (CC0 1.0) パブリック・ドメイン提供)
2.Public Domain Mark 1.0
(パブリック・ドメイン・マーク 1.0)
Flickrは検索パラメーター「license」で検索する際のライセンスを指定できますが、上記の「CC0」は「9」、「Public Domain Mark」は「10」を指定すればOKです。
目次
ライセンスが「CC0」の写真を検索する場合
ライセンスが「CC0」の写真は↓以下のURLのページから検索できます。
このページの検索ボックスに検索したいキーワードを入力して検索すると、引き続き「CC0」の写真を検索できます。
ただし、「CC0」の写真は検索結果で「Everyone's Photos」よりも下に表示される写真で、上は広告やライセンスの異なる写真が含まれますのでご注意下さい。
また、個々の写真のページを表示すると「CC0」ライセンスを指定をしているパラメーターが解除されますので、別の写真の検索は、一旦検索結果の一覧ページに戻ってから行うと良いと思います。
ライセンスが「Public Domain Mark」の写真を検索する場合
ライセンスが「Public Domain Mark」の写真は以下のURLのページから検索できます。
ほかの注意事項などは、「CC0」の場合と同じです。
ライセンスが「CC0」か「Public Domain Mark」の写真を検索する場合
ライセンスが「CC0」の写真とライセンスが「Public Domain Mark」の写真をまとめて検索することもできます。
その場合、以下のURLのページから検索して下さい。
ほかの注意事項などは、「CC0」や「Public Domain Mark」だけの検索の場合と同じです。
パブリックドメインの写真は何にどう使っても良いか?
パブリックドメインライセンスとして公開されている画像は、著作権が切れた、若しくは放棄された画像ですので、何にどう使っても誰の権利も侵害しないように思われるかもしれませんが、残念ながらそうとは限りません。
CC0やPublic Domain Markの「その他の情報」にも書いてありますが、写真の中に写っているものに、別の誰かが所有している権利が残っている可能性があります。
なので、使い方によっては、その権利を侵害してしまう可能性があります。
そもそもそのような権利が残っている写真をパブリックドメインとして公開することに疑問を感じますが、実際にそのような状況になってしまっていますので仕方がありません。
そういった場合もあるということを認識した上で、使用するかどうかを判断する必要がありそうです。
おすすめの写真素材サイト
パブリックドメインではありませんが、いわゆる「ロイヤリティフリー」の写真素材サイトとして、管理人は、写真ACというサイトをよく利用しています。
無料から利用できますが、月額制の有料会員になると、ダウンロードがとても便利になるだけでなく、「あんしんサポート」という「権利侵害などのトラブルが発生した場合に1トラブルにつき50万円まで補償してくれるサービス」がつきますので、安心して利用できると思います。