先日、Googleアドセンス広告を貼って公開しているWebページで、1ページだけ、「広告ブロッカーをブロックする」というのをやってみました。
PVがあっても、広告ブロッカーで広告の表示が阻害されるとアドセンス広告を貼っている意味がないので、もしそれなりに効果があるなら儲けものです。
具体的には、アドセンス広告をブロックする広告ブロッカーが動いているときは、ページの重要なコンテンツを表示しなくなくなるスクリプトをページに組み込んで、どのように変化するか確認してみました。
対象のページについて
今回、対象としたページは、次の画像のグラフのようなアクセス状況のページです。
訪問者数が1日10人くらいでPVが1日に170くらいの、少数のユーザーが1日に何度も訪れるページです。
少々特殊なページと言えるかもしれません。
通常のブログ記事などと比べるとリピーターも多めなので、プラスに出るにしても、マイナスに出るにしても、おそらく広告ブロッカー無効化の効果が大きめに分かりやすく出るだろうと思い、対象としました。
コード例
コードは、次のようなものです(jQuery前提です)。
if ( $( '.adsbygoogle iframe[src]' ).length ) {
// ここに広告がブロックされて「いない」場合の処理を書く
} else {
// ここに広告がブロックされて「いる」場合の処理を書く
}
とても簡単なものなので、全ての広告ブロッカーに有効というわけではないと思います。
アドセンスが表示される前に動作しても意味がないので、場合によってはタイマーで起動するなどの工夫が必要かもしれません。
setTimeout( function() {
if ( $( '.adsbygoogle iframe[src]' ).length ) {
// ここに広告がブロックされて「いない」場合の処理を書く
} else {
// ここに広告がブロックされて「いる」場合の処理を書く
}
}, 1000 /* 起動までのミリ秒数 */ );
結果をご紹介
結果です。
上でも書きましたが、今回対象としたページは、広告ブロッカー無効化の効果が大きめに出やすいであろうと思われるページですので、その前提で捉えて下さい。
結果は、以下のグラフのようになりました。
めちゃくちゃ分かりやすい変化でした。
導入前は、広告がほとんど表示されていない状態で、収益が月100円前後まで落ち込んでいましたが、導入後は、一気に増えました。
数日暴れましたが、概ね、月1000円ペースに落ち着いたように感じます。
ちなみに、訪問者数が少ないということもあって、クリックされることはほとんど無いので、ほぼ全てインプレション収益です。
1ページだけでこの効果なので、こんなページを1000ページ持っていれば月100万円ですね。
持ってないですが・・・。
まとめ
今回、場合によってはユーザー数が減って導入前よりもひどい状態になるかもしれないとも思っていたのですが、元々ひどかったので、「まあ、そうなってもいいか」と考えてやってみました。
結果、思惑通りというか、むしろ期待以上にうまく行ったように感じています。
ですが、1ユーザーあたり1~2PVくらいの普通のブログ記事の場合だと、恐らくこうは行かないだろうと思っています。
ほとんどの訪問者は、広告ブロッカーが阻害された時点で、何の感情もなく去っていくでしょうから。
もし勇気が出たら、普通のブログ記事でもやってみようと思いますので、その時はまた記事に書かせてもらいます。