アメブロは、PINGの送信に対応しています。
「PING」とは何か?と言うと、Wikipediaによると、
のように書いてあります。
つまり、ブログの更新情報を受け取って拡散する機能を持ったコンピューター(サーバー)に対して「更新しました!」という情報を送信し、記事を拡散させてもらいアクセスを増やそうという仕組みです。
うまく働いてくれればとても便利でありがたい機能ですが、アクセスを増やそうと頑張るばかりに大量に送信したりすると、スパムと判定されて逆効果になってしまうことがあるとも言われていますので注意が必要でしょう。
例えば、実際には更新していないのに更新したかのようにPINGの送信だけをするのは良くないようです。
では、アメブロでは、どんなタイミングでPINGの送信が行われるのか?
ちょっと気になったので、少し実験してみました。
PINGの送信の確認方法
アメブロは「PINGの送信先設定(https://blog.ameba.jp/ucs/ping/srvpingupdateinput.do)」というページで、PINGの送信先のサーバーを設定することができます。
今回、ここに自前で準備したテスト用のPINGサーバー(PINGの仕組みで更新情報を受信する機能を持ったコンピューター)を設定して、どんなタイミングでPINGの送信が行われているのか?を調べてみました。
なお、実験の際の記事更新は、パソコン版のアメブロの記事エディタを使っていますので、もしかすると、スマホやメールでの投稿の場合は動作が異なる可能性もあります(たぶん同じだとは思いますが)。
期待するPINGの送信タイミング
まず、実験前に予想、というか、期待したPINGの送信タイミングは以下のとおりでした。
- 新規記事を投稿・公開した時に送信される
- 記事修正時は内容を変更して保存した時のみ送信される
- 予約投稿は記事が公開されるタイミングで送信される
- 下書き保存した時は送信されない
もしこれが全部満たされていれば、更新通知のツールの動作として、とてもよくできていると思います。
実際のPINGの送信タイミング
では、実際はどうだったかというと、実験してみた結果、PINGの送信タイミングは以下のとおりでした。
- 新規記事を投稿・公開した時に送信される→OK!
- 記事修正時は内容に変更がなくても保存すれば送信される
- 予約投稿は記事を保存するタイミングと公開後しばらくしてから送信される
- 下書き保存しただけで送信される<
期待していたものとはかなり違いました。
原則「記事を保存したタイミングでPINGの送信が行われる」と考えて良さそうです。
それ以外では「予約投稿の記事が公開されてしばらくするとPINGの送信が行われる」ようです。
試行回数が多くはないため「しばらく」が何分なのか?までハッキリとは言えませんが、実験した範囲では公開されて数分~10分くらいで送信されていました。
まとめ
以上のように、アメブロのPINGの送信タイミングは、残念ながら期待していたものとはかなり違うものであることがわかりました。
特に「下書き保存しただけで送信される」のは良くないように思います。
例えば「少し書いて下書き保存」を繰り返したら、場合によってはPINGの送信のやり過ぎでスパム(迷惑行為)と判定されてしまうのでは?と思ってしまいます。
記事修正時の内容チェックまでは望み過ぎかもしれませんが、できれば、
- 下書き保存した時は送信されない
くらいは、実現してもらえるといいのですが。